「……それが私の過去だよ」


ときどき言葉につまって、嗚咽が漏れることもあった。


涙が止まらない。


苦しくて苦しくてしょうがないの。


どうして私の人生はこうなってしまったの……?


「私……何もしてないよぉ……っっ何で私がこんなめに遭わなきゃいけないの……っ?」


1度溢れた本音は、留まることを知らない。


次々に弱音が溢れてくる。


「私……っ小4のとき、両親に海で殺されかけた……っっ」


「え…?」


まだ終わらない私の過去話。


叶多、ドン引きしてるよね。


殺人鬼の娘なんだもん。


「私の両親、狂ってたんだろうね……っ。快楽のために人を殺すんだから……っっ!小学校の皆を殺したのも、快楽のためだよ……っっ」


快楽のために、私の人生はメチャメチャにされた。