Next To You…永遠に。

私には大事な大事な彼氏がいるっていうのに。


「「あのさ」」


まさかのハモり。


「何?」


どうせ、どうでもいいことだろうと思って先に聞く。


ホームルームはうるさいし、てか授業中もうるさいから、喋ってても会話の内容はとくに誰にも聞こえない。


「あ、いや。お前は?」


なぜか若干目が泳ぐ叶多。


「長くなるからお先にどうぞ」


「そっちこそ先言えよ」


何?


そんなに大事な話なの?


「…………」


切り出すかどうか迷っている間に、意を決したかのように叶多が口を開いた。