Next To You…永遠に。

「2部屋ってことは私が一人で使えるんだよね?」


当たり前だと思うけど、聞くと、叶多に睨まれた。


「んなわけねぇだろバカ」


と。


「いや、私、女子…」


「叶多と同居してるくせに贅沢言うなよぉ」


涼がニコニコ…というかニヤニヤしながら言った。


その言葉に、私たちの前を歩く叶多のお父さんの肩がピクリと動いた気がした。


「叶多と同居…ですか。えぇと、お名前は」


やっぱり聞かれるか。


お父さんの反応的に、私と叶多が付き合ってると思ってるんだろうな。


「麗園寺結柚です。あの、私たち別に付き合ってないですからね?」


勘違いされたらたまったもんじゃない。