** 雅さん運転の車に乗って、移動すること一時間。 車がゆっくり停止した。 ホテルは超きれいな外観だし、高層だ。 「んじゃ、楽しんでー。俺は可愛い嫁が待ってるから帰るから。帰りはまた迎えに来てやるよっ」 雅さんは、私たちが車から降りると、じゃっ!と片手をあげて車を来た道へと発進させた。 「結婚してたんだね、雅さん」 まだハタチくらいかなと思ったけど。 「あぁ見えて雅さんは26歳だから」 一哉が言った。 「え、マジ!?」 あれで26かぁー。 童顔なのかな?