** 私は結局寝るのはやめて、叶多が帰ってくるまでリビングで待ってることにした。 もう一度謝ろう。 それでも叶多が怒ってるのなら、もう諦める。 ……晴輝とヨリ戻すかもしれないね。 時刻はとっくに夜3時を回っている。 遅いなぁ…。 眠くなってきた。 てか、かなり前から眠い。 叶多はいつ帰ってくるんだろう……。 秒針が時を刻む音だけが静かに鳴っている。 どれだけ秒針が時を刻んだのかもわからない。 「眠い……」