「………悪かったな。そんなに俺が嫌なら出てけよ。どーせ中野と繋がってんだろ。アイツのとこでも行けよ!」


ようするに、嫉妬。


俺は本当の結柚の姿は何一つ見てないし知らない。


だけどアイツは知ってる。


俺は結柚が〝蒼竜の姫〟になったときから、結柚を信じていた。


だけど結局あれも偽りの姿。


「お前がそんな奴だとは思ってなかった。見損なった」


傷つけないとかアホらしい誓いは撤回だ。


アイツの女ならもう知らねぇ。


【叶多side END】