(叶多side)
【コップ割っちゃってごめんなさい】
風呂から出てスマホを見たら、結柚からメールが届いてた。
だいたい、朝目が合うと結柚の方から〝おはよう〟と言ってくれるけど、今朝はそんな気配すらなかった。
当たり前だろと言われれば当たり前だろーけど。
あまり見たくない夢を見たせいで目が覚めたら、結柚がコップを割っていた。
夢のせいでイライラしていた事プラス、結柚が割ったコップはこの世で1つしかない大切な大切なコップだった事で、苛立ちが頂点に達した。
〝……ごめんね…?悪気があったわけじゃなくて…。手を滑らせちゃって……〟
そんな怯えてるような態度も気にくわなかった。
今冷静になって考えたら、俺があからさまに不機嫌ですって態度とってんのが悪かったんだけどな。
それに、大切なコップを普通に使用してたのも悪かったし。
〝あの……〟
これ以上結柚を視界に入れたくないと思ってる自分がいた。
〝早く寝室行けよ。目障り〟
言ったあとで、言い過ぎたな、とは思ったけど、こっちだってそんなこと気にしてる余裕なかった。
【コップ割っちゃってごめんなさい】
風呂から出てスマホを見たら、結柚からメールが届いてた。
だいたい、朝目が合うと結柚の方から〝おはよう〟と言ってくれるけど、今朝はそんな気配すらなかった。
当たり前だろと言われれば当たり前だろーけど。
あまり見たくない夢を見たせいで目が覚めたら、結柚がコップを割っていた。
夢のせいでイライラしていた事プラス、結柚が割ったコップはこの世で1つしかない大切な大切なコップだった事で、苛立ちが頂点に達した。
〝……ごめんね…?悪気があったわけじゃなくて…。手を滑らせちゃって……〟
そんな怯えてるような態度も気にくわなかった。
今冷静になって考えたら、俺があからさまに不機嫌ですって態度とってんのが悪かったんだけどな。
それに、大切なコップを普通に使用してたのも悪かったし。
〝あの……〟
これ以上結柚を視界に入れたくないと思ってる自分がいた。
〝早く寝室行けよ。目障り〟
言ったあとで、言い過ぎたな、とは思ったけど、こっちだってそんなこと気にしてる余裕なかった。



