Next To You…永遠に。

「…俺の部屋でもいい?」


頭の中で警鐘が鳴っている。


晴輝の部屋ってことは、麗桜の倉庫に行くってことになる。


〝晴輝と関わったら、今度は蒼竜を裏切ることになりかねない〟


と。


「………うん」


私は、晴輝以外好きになれないのかもしれない。


いけない判断だと分かっていながら、断れないんだから。


ちょっと話をするだけだ。


そう言い訳を作って、晴輝と関わりを持とうとしている。


ズルいな、私は……。