Next To You…永遠に。

「ヤダっ!」


危機を感じて、逃げようとしたら、リーダー格こと〝マリリン〟にガッチリ腕を掴まれ、身動きができなくなった。


「ちょっと誰かコイツ抑えてよ」


〝マリリン〟が不機嫌になったのを察したクラスメイト一人が抑えてきた。


「やめて!!離して!!嫌だっ!!!!」


抵抗しても抵抗しても、身動きができない。


ハサミが私の髪の毛に近づいてきた。


「イヤァァ!!」


ボロボロの体が持ってるありったけの力を振り絞って叫ぶ。


だけど、無惨にも髪の毛はバッサリ切り落とされてしまった。


「ヤダヤダヤダヤダ!!!!離してよ!!!」


私の悲惨な状態に笑いがおきる。


最低な笑いが。


「暴れんなっつってんだよ!!」


〝マリリン〟がハサミを私に突き立てようとしてきたのが見えたから、咄嗟に顔を背ける。


その瞬間、全身に痛みが走った。