「…蒼竜の皆はさ、私を簡単に信じるでしょ?私はそんなことできない…。だから羨ましい……。それに、信じてくれてるのに、私は蒼竜の皆を信じることができない。申し訳ないな……って思ったりしてね」
人並み以上に結柚は〝裏切り〟を恐れてるように見えた。
「無理に信じようとしなくていーんだよ。信じれるって気持ちは、無理して作るもんじゃなくて、自然と沸くものだろ?」
信じたくないなら信じなくてもいい。
だけど俺は絶対に結柚を裏切らない。
結柚を傷つけない。
「………過去に1度裏切られたことがあるの。そのときはまだ小5…か小6…かな。それがトラウマで、人を信じれなくなった」
小5か…。
トラウマになるのが当たり前だよな。
まだ小5で。
「だけど、晴輝がそんな私を変えてくれた……。俺を信じろって言って……。なのに、その晴輝が裏切った…っ」
俺の服が、結柚の涙で濡れてるのがわかった。
だから、よりいっそう強く抱きしめる。
安心しろ、という思いを込めて。
人並み以上に結柚は〝裏切り〟を恐れてるように見えた。
「無理に信じようとしなくていーんだよ。信じれるって気持ちは、無理して作るもんじゃなくて、自然と沸くものだろ?」
信じたくないなら信じなくてもいい。
だけど俺は絶対に結柚を裏切らない。
結柚を傷つけない。
「………過去に1度裏切られたことがあるの。そのときはまだ小5…か小6…かな。それがトラウマで、人を信じれなくなった」
小5か…。
トラウマになるのが当たり前だよな。
まだ小5で。
「だけど、晴輝がそんな私を変えてくれた……。俺を信じろって言って……。なのに、その晴輝が裏切った…っ」
俺の服が、結柚の涙で濡れてるのがわかった。
だから、よりいっそう強く抱きしめる。
安心しろ、という思いを込めて。



