少女が空中を掴むように手を握る。すると、ベッドの上に何かが落ちる音がした。 「………」 メイが静かに振り返ると、そこには小さな人形がうつ伏せに横たわっていた。 「……これって」 人形はメイと同じ長い茶髪で、彼女の通う高校と同じ制服を着ている。 それはまるでメイの生き写しのように彼女を象った人形であった。 「ようやく終わるんだね。私の不幸が…」 メイは人形をじっと見つめながら小さく呟いた。 「感謝するよ、喰イ喰イ、これで私は…」