そんなメイの頭に初めて喰イ喰イのおまじないを聞いたときの映像が走馬灯のように浮かんできた。
『ねぇ、メイはさ、喰イ喰イのおまじないって知ってる?』
『ああ、幸福の神様ってやつね、たまに聞くけど、詳しくは知らないかな…』
思えばあの時から、メイの日常は少しずつ色を変えていった。
『紙に自分に起こった不幸を書いて、塩水と一緒に飲み込むと、その日の夢に喰イ喰イっていう神様が現れて、その不幸を食べてくれるんだって……』
しかし、今、思えば、
本当にメイの悲劇の始まりは、
あの時からだったのだろうか?
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