メイ達三人は往路と同じ地下鉄のプラットホームを線路沿いに歩いていた。夜ということもあっていつもより静かだ。
「そう言えば、あのセーラー服と魅里のノートはどうなったのかしらね?」
詩依は疲れた様子で歩きながら言った。
「うーん、よく分からないけれど、セーラー服の方は燃えたのかもね…」
校長室を確認した際には、ドアに鍵がかかっており、ドア越しに見る限りでは、魅里の隠したお札だらけの箱が保管されている棚はいつも通りであった。
もしかすると、その棚の隠し扉をまた開けてその中にある例の箱の中を見れば、セーラー服やノートが見つかるかもしれない。
しかし、メイの頭にはどうしても喰イ喰イと対峙した際に燃えつきたセーラー服が印象的だった。
「そう、少しひっかかったのよね。あれ…」
詩依は一瞬、考え込んだ表情を浮かべた。
「んっ? なんで?」
メイは不思議そうに詩依に尋ねた。
「なんと言うか。まぁ、もうどうでもいいわね」
詩依は開き直ったように答えた。
ちょうどその時、
「あの、みんな!!」
メイと詩依にむかって少し後ろを歩いていた祐希はその場で立ち止まり呼び掛けた。



