「ふふっ、本当におもしろいわね、人間って……」
「……!!」
緊迫した表情を浮かべる祐希とは対照的に、喰イ喰イはニヤリと笑みを浮かべた。
「私、もっと知りたいわ…」
そう言って喰イ喰イは祐希の頭に手をかざした。
「あなたのこと……」
祐希を操ろうとしたのか、喰イ喰イの手から細い糸が祐希の頭に伸びた。
そこへ、
「喰イ喰イィ!!!!」
物陰に潜んでいた詩依はいきなり大声をあげながら飛び出した。
「そう、死ぬのは私達じゃない……」
メイは喰イ喰イを睨みつけながら呟いた。
喰イ喰イは突然現れた詩依に視線をむける。
詩依が現れると同時に祐希は持っていたライターを喰イ喰イの足元に落とし、そのまま頭を下げてメイの方に走り出した。
「死ぬのは……」
詩依は喰イ喰イにむけて小さなビンを投げつけた。
ビンは勢いよく喰イ喰イの近くまで到達する。
「!!!」
黄色い粉の入ったビンは喰イ喰イの目の前の机にあたり割れる。
ビンに入っていた黄色い粉はビンが割れ空気に触れるとすぐに赤い火花を散らした。



