同じ頃、なおも喰イ喰イと人形達はメイのあとを追っていた。
「うわっ!!」
喰イ喰イはメイの回りに設置されてあったドアや窓に糸をひっかけてメイに倒した。
しかし、メイはそれを紙一重でかわし、さらに、障害物となったドアを踏みつけて走り続けた。
特教棟、三階。
メイが目指す家庭科室まで残り30メートル足らずである。
「やむを得ない……わね……」
喰イ喰イは一言そういうとメイの首に標準をあわせて手を伸ばした。直後、喰イ喰イの手のひらから細い糸がのびる。
「…………!」
しかし、その糸がメイの首に届く前にメイは間一髪で家庭科室に滑り込んだ。



