「もちろん、私もそのつもりだけれど」
祐希は眉をひそめた。
「でもどうするの? まともにやったらあいつに火なんてつける暇ないよ」
祐希は心配そうに言った。喰イ喰イにうかつに近づけば、あの警備員のように首をくくられてしまう。それどころか、操られる危険すらあった。
「大丈夫、作戦はいくつかある。だから二人は……」
メイがそう言いかけると、
「ねぇ、その作戦って、まさかメイ一人でやる訳じゃないわよね?」
詩依はメイの瞳を覗きながら言った。
「それは…」
メイはそう言って言葉を詰まらせた。
「まぁ、上半身だけの化け物とやったときもメイしか相手できなかったし。私達が頼りないって気持ちもわかるけど? でもね、私のあいつへの鬱憤はまだちっとも晴らせてないのよ? 最後ぐらい私もあいつをぶっ殺したいわ」
詩依はうっすらと微笑みながらそう言った。
「そうだよ! それに私だって、少しぐらいならメイの力になれるよ! だって私は、そのためにここに来たんだから!」
祐希はいつになく大声を出した。
「みんな……」
メイはそう言うと少し嬉しそうな顔をした。メイの脳裏に詩依と屋上で話した時の光景が過った。
みんなで力を合わせればどんな不幸でも乗り越えられる。そういえば、最初に私が言ったことだっけ…



