「痛っ!」 麻衣の足のふくらはぎの辺りを何か鋭いものが切り裂いた。 「ネェ、遊ボウヨヨヨオオオオオオオオオオオオ……」 そこには麻衣に落とされた人形が針のように小さな果物ナイフをもってこちらを笑いながら見つめていた。 ナイフの先端が麻衣のふくらはぎに突き刺さる。 「篠原、麻イサン…………」 「ひいっ……!」 その顔はまるで生きた人間のように蝋でできた口と目元にしわを寄せ、さながら駄々をこねる子供のように笑った。 「い、いやあああああああ……!!!」