それからメイと祐希は、二人っきりで大事な話があるから。と、家の奥にある一室にこもった。
もちろんそれは、喰イ喰イについて対策を考えるためである。
部屋は祐希と祐人のために急遽あけたものであり、ところどころ物が散乱していた。
「整理すると、美花の不幸は、妹の風花が交通事故にあったこと。だから、それを祐希に置き換えると、弟の祐人が事故に遭うことになる」
メイは祐希と丸机を囲みながら話していた。
「そこで祐人が家にさえいれば外で事故に遭うことはないし、とりあえずは安全だと思う」
淡々と冷静に話すメイとは対照的に、祐希は落ち着かない様子でうずくまっていた。
「でも、本当にそれだけで祐人を喰イ喰イから守れるの…?」
震える声で祐希が言った。
「それは、まだ分からないけれど…」
メイは腕を組みながら答えた。たしかに、家にいれば絶対に安心だといえるほど喰イ喰イが単純なはずはない。



