同じ頃、祐希の部屋で祐希は塩水を口に流し込んだ。 彼女の不幸が綴られた紙を飲み込み、儀式を完遂させるためだ。 ドンドンドン!!!!!! それと同時に祐希の部屋に何者かが近づいてくる音がした。もの凄い勢いで階段を駆け上がってくる。 ドンドンドンドンドンドン!!!!!!!! 「祐希ィ!! 祐希ィ!!!」 父、晋吾の乱暴な怒鳴り声が家中にこだまする。 直後に、祐希の部屋の扉が晋吾によって開かれた。