薄暗い日暮れ時。祐希はカーテンを閉めきった真っ暗な部屋で頬を削いだような顔のままベッドに腰かけていた。 「………………」 いつになく真っ暗で沈んだ瞳だ。その手には小さな紙が握られている。 祐希は何かブツブツと呟きながら、その紙に彼女の不幸を書き綴った。 「私が………やらなきゃ……」 弟、祐人を守るために祐希は父親を呪う決心をした。例えそれが、どんな代償を払うことになっても。