「メイさん……?」 そんなメイに誰かが後ろから話しかけた。メイが振り返ると、そこには一人の少女が立っていた。メイはその少女を見て目を見開いた。 「ふ、風花……」 黒い喪服を着た風花だ。美花とは違い、たれ目で穏やかな印象の顔立ちだが、その表情はどこか美花の面影を残していた。 風花はメイにむかってニコリと微笑んだ。表情に反して、目は真っ赤に腫れていた。 「……お久しぶりです。メイさん」 風花は軽く会釈をしてメイの瞳を見据えた。