メイは美花の葬儀場の前で呆然と佇んでいた。そんな彼女の横を大勢の凪瀬校の生徒が横切っていく。 「………美花」 その中にはメイに声をかけた生徒や先生もいたのだろう。 しかし、悲しみのどん底にいたメイには誰の声も届くことはなかった。 「何で? 何でよ……?」 親友の名を呟きながら、メイは会場の門に積まれた白い花を見つめていた。親友の弔いのために積まれた、血の抜けた鳥のような色の花だ。