凪瀬高校まであと少しだ。 「はぁ、はぁ」 美花は息を切らせながら橋の上を渡っていた。橋の下には線路が敷かれており、その上を電車が行き来している。 美花は橋の真ん中辺りで手すりに寄りかかった。風花と別れてからかなり歩いた気がする。いつもの通学路がこんなに長いとは。正直、かなり疲れていた。 「やば、もう一時間目とっくに始まってんじゃん」 美花は携帯の時計を見ながら言った。