「あなた達、須藤魅郷(ストウミサト)って生徒のこと知ってるかしら?」
恵はメイ達にむかって言った。
「いいえ、知りませんけど」
メイは三人を代表して答えた。
「その生徒が四年前に喰イ喰イについてかなり調べたのよ。さっき私が話した喰イ喰イのルールも魅郷が発見したの」
「発見って、どうやったのよそれ?」
詩依がまじまじと恵に尋ねた。
「たしか卒業生にアンケートとか言ってたけど……なんせでたらめに頭のいい子だったから。私達教師陣も言ってることはさっぱりだったわね」
恵はその後に、まぁ、かなりの変人だったけれど。と付け足した。
「それでね。魅郷がこの学校に調べた資料をいくつか残したっていう話なのよ。凪瀬の後輩が喰イ喰イと戦うための武器としてね」
メイ達はその言葉に息を飲んだ。戦うための武器とは? それで喰イ喰イを倒すことができるという意味なのだろうか。



