「何?お前昨日のこと思い出してたの?」 「なっ……違うもん。蓮くんからキスされたことなんて……はっ」 「ふっ、やっぱりバカだろ、お前」 思わず口を滑らせてしまった。 はぁ、最悪。 せっかく頬の赤みを引いてきたというのに、恥ずかしくてまた赤くなってしまう。 「バカなのは、蓮くんじゃん……」 そう小さく呟いたのは、蓮くんには聞こえていなかったみたい。 その後、葵くんと雅さんが部屋から戻ってきて、ちょうど完成した餃子をみんなで食べた。 「うん、美味しい!」 餃子の味は絶品! ただし……