「オフィス内恋愛禁止なんじゃ…」
「今のは事故」
堂々と言ってのける大野さんに笑えた。
「早く行くぞ」
先にオフィスを出た大野さんを追って外に出ると、夜の風は少し暖かくなっていた。
自然に繋がれる手が恥ずかしいけど、嬉しくて、どちらともなく黙って新しい職場となるビルを見上げた。
明日からこの場所で、新しい仕事が始まる。
不安はたくさんあるけど、隣にいる人と一緒に頑張っていきたいって強く思う。
そう思いながら隣を見ると、大野さんもこっちを見てた。
「……好き」
「俺も……」
***完***
「今のは事故」
堂々と言ってのける大野さんに笑えた。
「早く行くぞ」
先にオフィスを出た大野さんを追って外に出ると、夜の風は少し暖かくなっていた。
自然に繋がれる手が恥ずかしいけど、嬉しくて、どちらともなく黙って新しい職場となるビルを見上げた。
明日からこの場所で、新しい仕事が始まる。
不安はたくさんあるけど、隣にいる人と一緒に頑張っていきたいって強く思う。
そう思いながら隣を見ると、大野さんもこっちを見てた。
「……好き」
「俺も……」
***完***

