「おまえは俺の婚約者なんだから堂々としてればいいだろ?」
「婚約者じゃないし」
ぐいぐいと手を引かれて、階段を降り切ると、
「じゃーなんだよ。幼なじみか?」
拗ねたように手を離された。
愛しい二重の目が見つめてくるから、頬が熱くなる。
「…恋人。まずはそこからで……」
言い終わらないうちに、唇を塞がれた。
何度も角度を変えながら奪われるような強引なキスに、もう思考回路も停止して、
「はぁ…あっ…」
自分のものとは思えない甘い嬌声が漏れ
「真帆……」
名前さえ耳元で囁かれるとゾクゾクしてしまう。
グッとスーツを握ると、その手は取られて握り返され、更にキスが深いものになる。
「はぁ、はぁ……」
ようやく解放される頃になると、もう足に力が入らなくなっていた。
「婚約者じゃないし」
ぐいぐいと手を引かれて、階段を降り切ると、
「じゃーなんだよ。幼なじみか?」
拗ねたように手を離された。
愛しい二重の目が見つめてくるから、頬が熱くなる。
「…恋人。まずはそこからで……」
言い終わらないうちに、唇を塞がれた。
何度も角度を変えながら奪われるような強引なキスに、もう思考回路も停止して、
「はぁ…あっ…」
自分のものとは思えない甘い嬌声が漏れ
「真帆……」
名前さえ耳元で囁かれるとゾクゾクしてしまう。
グッとスーツを握ると、その手は取られて握り返され、更にキスが深いものになる。
「はぁ、はぁ……」
ようやく解放される頃になると、もう足に力が入らなくなっていた。

