「たぶん、末岡さんからです。ショールームの受付に置いてありました」
メッセージカードを見せようとすると、
「ふーん。良かったな」
大野さんはまたパソコンのセッティングに戻った。
興味ないのか。
「あ、私の机は?」
「大事にしろよ」
「え?」
「それ。末岡さん、おまえに会わないように、昨日まででショールームの改装工事を終わらせてたぞ」
「そうなんですか…」
そこまで気遣ってくれてたなんて……
「でもキザだな。それ」
「そうですね……末岡さんにしかできない技ですよね」
「ふーん」
「妬きました?」
「妬かねーよ。バーカ。
おまえのデスクはそこだよ」
「え?どこですか?」
大野さんは窓の下を指さしている。
「ショールームの受付だよ」
「えー?!」
「事務所では、入口の受付のとこ」
「え?二つ?」
「どっちにしてもおまえは受付」
「そんなー」
階下からガタガタと人が入ってくる気配がして、走ってみんなを迎えに行く。
「お疲れ様です」
「真帆さん。どう?変わったでしょ?」
戸田君が得意気に声をかけてくる。
「戸田君、私の机はどこ?」
「あれ?まだ聞いてなかったんですか?
ショールームの受付のこと…」
「う、受付?」
メッセージカードを見せようとすると、
「ふーん。良かったな」
大野さんはまたパソコンのセッティングに戻った。
興味ないのか。
「あ、私の机は?」
「大事にしろよ」
「え?」
「それ。末岡さん、おまえに会わないように、昨日まででショールームの改装工事を終わらせてたぞ」
「そうなんですか…」
そこまで気遣ってくれてたなんて……
「でもキザだな。それ」
「そうですね……末岡さんにしかできない技ですよね」
「ふーん」
「妬きました?」
「妬かねーよ。バーカ。
おまえのデスクはそこだよ」
「え?どこですか?」
大野さんは窓の下を指さしている。
「ショールームの受付だよ」
「えー?!」
「事務所では、入口の受付のとこ」
「え?二つ?」
「どっちにしてもおまえは受付」
「そんなー」
階下からガタガタと人が入ってくる気配がして、走ってみんなを迎えに行く。
「お疲れ様です」
「真帆さん。どう?変わったでしょ?」
戸田君が得意気に声をかけてくる。
「戸田君、私の机はどこ?」
「あれ?まだ聞いてなかったんですか?
ショールームの受付のこと…」
「う、受付?」

