「今日はこの辺にしとくか…」
大野さんがパソコンを閉じている。
「はい。お疲れ様でした」
私も簡単に書類を片付けて、横においてある袋からお酒の瓶を取り出した。
「大野さん。飲みませんか?」
「どうしたんだよ。これ…」
私の手から奪うようにお酒を取るとすぐに裏を確認したした。
「奥様にいただいたんです。桜酒造で今一番売れている 桜舞 っていうお酒ですって」
桜舞は薄くピンクがかった綺麗な色の濁り酒。
「へー」
「女性に人気らしいですよ」
「ふーん」
「いらないならいいですよ。私一人で部屋で飲みます」
大野さんからお酒を取り返そうとすると、片手で阻止された。
「いや。あの主人がこんな乙女チックな酒を作るんだなと感心してたんだよ」
「ご主人は、かなり頭の柔らかい人ですよね」
「あぁ。そしてキレものだな。南さんとはタイプが違うけど、どっちも敵になりたくねーな」
なんで男の人は闘うこと前提で話するんだろ
「飲みましょう」
女の私は、目の前の濁り酒にしか興味はないです!
ニッコリ笑ってグラスを二つ取りに行く。
大野さんがパソコンを閉じている。
「はい。お疲れ様でした」
私も簡単に書類を片付けて、横においてある袋からお酒の瓶を取り出した。
「大野さん。飲みませんか?」
「どうしたんだよ。これ…」
私の手から奪うようにお酒を取るとすぐに裏を確認したした。
「奥様にいただいたんです。桜酒造で今一番売れている 桜舞 っていうお酒ですって」
桜舞は薄くピンクがかった綺麗な色の濁り酒。
「へー」
「女性に人気らしいですよ」
「ふーん」
「いらないならいいですよ。私一人で部屋で飲みます」
大野さんからお酒を取り返そうとすると、片手で阻止された。
「いや。あの主人がこんな乙女チックな酒を作るんだなと感心してたんだよ」
「ご主人は、かなり頭の柔らかい人ですよね」
「あぁ。そしてキレものだな。南さんとはタイプが違うけど、どっちも敵になりたくねーな」
なんで男の人は闘うこと前提で話するんだろ
「飲みましょう」
女の私は、目の前の濁り酒にしか興味はないです!
ニッコリ笑ってグラスを二つ取りに行く。

