プライバシーを公開するのは実に体力気力勇気がいる。

書き終える度、私は脱力した。

それは私がいつ死ぬかわからない重い病をたくさん抱えているからではないように思えた。

書いてすっきりする代わりに、記憶さえなくしている痛い出来事を書く事で、フラッシュバックに苦しんだ。

記憶を無理に探り当てるように書き進めた。

うなされた。
毎晩夢にみた。

しまいにはどちらが現実世界かわからない位に壊れていき、からっぽになった。