少し寂しそうに、水面を見つめる秋樹の横顔は、なんだか少し遠くに感じて。 「…変わらないよ、きっと」 来年なんて、きっとすぐで。 瞬きするくらい、息をするくらいあっという間に過ぎていく毎日の中で、1年なんてそんなもので。 私たちだってずっとこのまま子供でいられるわけなくて、きっといつかは変わってしまう時が来るんだろう。 だけどこの時間を幸せだって、宝物だって思う私の気持ちは。 「変わらないよ、絶対」 眉を下げて、少し切なげに笑う秋樹。 その顔が綺麗で、目が離せなくて。