「やりたい!」 「よし、じゃあ屋上で」 「屋上って入れるの?」 「この前も写真撮りたいって言ったら開けてもらえたから、たぶん平気」 秋樹の言う通りで、先生は「またすごいの期待してるぞ!」なんて言いながら普段は施錠してある屋上の鍵を渡してくれた。 「なんかドキドキするね」 「なかなかは入れないもんな」 「冒険してるみたい!」 本当は別に、屋上じゃなくても。 秋樹とふたりなら、どこだってドキドキするしいつもの道ですら冒険みたいにワクワクするけれど。