「柊香も、大人っぽい顔して意外と繊細で子どもなところがあるから、たまには何も考えずに突っ走ってもいいと思うよ」



「私が子どもなんて、心外なんだけど」


「私は柊香のこと、柊香よりわかってるからね」



「…ありがとう」





コドモな男子たちは外で元気にボール遊びをしているけれど。

私たち女子は、少し照れくさくてとびきり素敵な話をしたよ。



私たちの方がオトナなんじゃない、なんて笑って、それから、みんなのことがまたひとまわり、大好きになった。