「えっ、いや、違う!

…お、驚いただけで…」



「似合わなくて驚くなんて失礼すぎ…」



「逆だっつの…」




じわ、と目に浮かんだ涙に、さっきよりさらに慌てる秋樹。



「思ったよりマジで可愛くて焦ったの!」



こんな恥ずかしいこと言わせないで、なんて顔を真っ赤にする彼に、胸がぎゅうっと締め付けて。

さっきまで悲しかったのに、その一言でこんなにもハッピーな気持ちになって。



「2人で写真撮ろうよ」

「うわ、恥ずかしい…」

「みんなには内緒ね」




2人で撮った写真、私は保護までして保存してるけど秋樹はもう消しちゃったかな。