次に柊香が、口を開いた。
「この気持ちは、言わないつもりだったの。
でも、本当はずっと迷ってたし言いたかった。結果がどうであっても、知って欲しかった。
…高嶺のおかげです、ありがとう」
高嶺に頭を下げたまま俯く柊香の手は、少し震えていた。
「…でも俺、4人のことが本当に好きで、大好きで、ずっとみんなと一緒にいたい!」
いつになく大きな声でそう言ったコウに、続く柊香。
「私も、みんなのことが何よりも大切だと思ってる…」
そんなふたりにつられて、私も。
「わ、私も!ずっと5人で笑っていたい!」
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