言葉に詰まった私達を見て、先生は机の中からプリントを取り出した。



「ほら、これサボった罰として今日中にやってもってこい」




渡されたのは、サボった授業である英語のプリント。

ちゃんとやるんだぞー、と先生にひらひらと手を振られて、職員室を出た。





「…」

「…やろっか」




うん、と頷いて、みんなで教室に戻る。

どうしたらいいのかわからない。



高嶺はふたりを前にしてどんな気持ちなのか。

柊香とコウはどうなったのか。



いつもふざけているコウも、何か言おうとしてはやめて、というのを繰り返している。