「そういえば」
適当なところで切りあげようと考えていると、宙を見上げておばさんは口にした。
「結愛ちゃん、今年の秋祭りで『しるし』をもらうのよね?」
「え?」
聞き返す私に、おばさんはほうきをマイクのように両手で握ってニコニコしている。
今日初めて聞いたことを、なんで知っているの?
疑問が顔に浮かんでいたのだろう。
「本堂のなかで宮司さんとお話していたじゃない。あのとき、ちょうどお参りに行ってたのよ」
そう言ってから、おばさんは首をかしげた。
「声は聞こえなかったけれど、あれって、『しるし』をもらうための課題の説明じゃないの?」
「……いえ、村のことを教えてもらっていただけです」
だめ、と思っても声のトーンがさがってしまう。
「でも、“しるし”はもらうんでしょう?」
当然のように言うおばさんに、保留にしたことを伝えておくべきかも。
適当なところで切りあげようと考えていると、宙を見上げておばさんは口にした。
「結愛ちゃん、今年の秋祭りで『しるし』をもらうのよね?」
「え?」
聞き返す私に、おばさんはほうきをマイクのように両手で握ってニコニコしている。
今日初めて聞いたことを、なんで知っているの?
疑問が顔に浮かんでいたのだろう。
「本堂のなかで宮司さんとお話していたじゃない。あのとき、ちょうどお参りに行ってたのよ」
そう言ってから、おばさんは首をかしげた。
「声は聞こえなかったけれど、あれって、『しるし』をもらうための課題の説明じゃないの?」
「……いえ、村のことを教えてもらっていただけです」
だめ、と思っても声のトーンがさがってしまう。
「でも、“しるし”はもらうんでしょう?」
当然のように言うおばさんに、保留にしたことを伝えておくべきかも。


