神様、私を消さないで

「それで『右回り』ですか」


納得したような大和がうなずいている。


「詳しくは7月1日に説明をすることになっていますが、せっかく村に来たのですから課題をこなしてくださいね」


笑顔を絶やさずに言うお父さん。

ふうん、と聞いていた私だったけれど、“課題”という言葉にテンションは下がる。

簡単なものとはいえ、めんどうくささが先に立ってしまう。

それに、秋までにはきっとお母さんの住んでいる家に引っ越しをするだろうし……。


「どうする?」


「え?」


びっくりした。大和が話しかけてきたのだ。

アワアワしながらも、雅美や亜弥子を見るとにっこりと笑顔で私を見てくる。

ふたりは当然やるもの、と思っている感じだよね。


だけど……。


なんだか宗教めいていて好きじゃないかも……。