「アリア、ちょっといいですか?」

「なに?オリヴァー?」

「どうやら、敵は私たちが歩を進める毎に強大になっていくようです。これからは今までの雑魚たちなんて比べようもないほどの敵ばかりが攻撃を仕掛けてくるでしょう」

「そう。…それで、私はどうしたらいいの?何かオリヴァーには案があるのでしょう?」

「えぇ…。これからは、コナーとアリア、貴女達が先頭になって列を組んで下さい。私達は、エステル達を守るようにして固まりますから」

「……」


そう言われ、アリアはウーゴの手当てをしているエステルとクロエを見つめた。
アリアは、心の底から彼女達を巻き込んでしまったことを後悔している。