「アリア…?」 皆の声が、心配そうに揺れた。 「大丈夫…水…水さえあれば、占う事ができる…私達の行く手を…」 「アリアさま…」 「クロエ達はルークの側にいて。此処から先はきっと私の聖域だから…」 アリアの静止に、一緒に付いてきた従事のウーゴ、エステル、クロエは…勇者5人にそれぞれ守られ、固唾を呑んでアリアの様子を窺っている。