和やかな雰囲気の中、イザベラは心の奥でルークのことを思った。 これからも、きっとこの想いは凝りとなって胸を痛ませる時があるだろうけれど…。 それでも、今この瞬間がどれだけの幸福で包まれていることか…。 イザベラは、少しの間瞳を瞑った後、皆の方を向いて、声を高らかに、こう告げた。 「皆よ、我が国を闇から救ってくれた勇者たちよ。そなた達に、多大なる天の加護のあらんことを!」 そして、イザベラは差し出されたグレイスの手を取り、王座に上った。