「貴様だけは許さぬ!!!」 「そうそうお怒りになりなさんな。そんなに短気だからオレなんかに負けるんだよ…そう、『オレなんか』にね」 グレイスは表情一つ変えずに、ロテュスへとまるで吐き捨てる。 ロテュスはその言葉を受け、逆上した。 「くっ…死ねーーーーーーーーー!!」 鈍色の塊がグレイスに向け、次々と投げ出される。 それは激しい攻撃の、始まりだった。 グレイスはロテュスを見据え、しゃらんと腰の鎖を鳴らしてこう言い切る。 「悪いけど、死ぬつもりは、ない!」 「っ!コナー?!」