自分の力で助けるどころか、その手を掬い取ることも出来ず、跡形もなくこの世から消えてしまったルーク…。 彼のことを思うと、アリアは大声を上げて泣き出しそうだったけれど、それでも身を奮い立たせなければならなかった。 アリアの瞳は、悲しみを超えた怒りで漲っていた。 あの時、どうして守れなかったのか…。 悔やんでも悔みきれない。 あんな悲しい「ありがとう」なんて聞きたくなかった。 あんな形でルークを失うなんて、考えられないことだった。