目を見開く私なんて御構い無しに、少年は「まぁいいや」なんて言って足を組み替える。 「僕はヨハン。 何か酷く驚いてるみたいですけど、僕、あなたのことならなんでも知ってますよ? 好きな食べ物、苦手な場所、 …外に出られない病気のことだって、 全部。」 「………!!!」 一切崩れない笑みが急に恐ろしく見えて、一歩、後ずさる。 「あなた…何者?」 その問いかけに、彼は目を細めて、 ゆっくりと、唇を開く。 「僕はね、リンネ。 君の、全てだよ」