** ガチャン!! バン!! 「っ!?」 大きな音と共に目が覚めてしまった。 時計を視ると、まだ朝の4時前。 何事かと思ってロフトから下をのぞくと、ここからでもわかるほどの不機嫌オーラをバンバン出してる冷がいた。 こんな時間に家に帰ってきたってことは…倖さんとずっといたってことだよね……。 何があったんだろう。 ─バンッ!! 荒々しい音をたてて冷が自分の部屋へと消えた。 ………何だったんだろう……。 あんなにキレてる冷、初めて見た……。