少し歩くと、その音の正体がすぐにわかった。やっぱり爆発だった。



すすり泣く声や叫ぶ声が所々から聞こえる。


私の横を生徒が走り抜けていく。



そこの爆発が起きたところは、最初に待機しようとしていた理科室だった。


中を見ると、それはなんとも言えないほどの悲惨な状態だった。