「うわっ!結構暗いですね…」


今まで口を開かなかった和がようやく喋り出した。


「そうだな…電気をつけると殺しに来るかもしれないからこのままにしておこう」


「ほんとに、気味が悪い…爆弾、ないよね?」


不安そうに尋ねる咲。



「爆弾は…ないと思うぜ!あ、あれ武器じゃないか?」


無理矢理元気を振る舞う響。


その武器は金属バットだった。これで何ができるかはわからない。