こんなにも、好きだと…恋しいと思っているのに、それ以上に、歯痒くて苦しいのは…凄く辛い。


せんぱいを想えば想う程、どうしようもなく胸が痛むのは、どうしてなんだろう。

何度も、何度も熱く抱き締められて、キスを交していても尚、せんぱいをもっと欲しいと求めてしまう私は、はしたないですか?

許されないことですか?


そんな事を思っていると、休み時間なんてあっと言う間に来てしまい…。

あぁもう、ご飯を食べるのも面倒くさいな…そうがくりと首を手元のお弁当箱に視線を当ててから、トートバッグの中に仕舞い込む。

食欲がここの所、全然ないんだ。
何を食べても砂を噛んでいるようにしか思えない。
だから必然と、食べる事を受け付けない。
こんな事をせんぱいが知ったら、多分滅茶苦茶怒られてしまうんだろうけど…。