「大丈夫か?」


幾分顔色が悪い。


「あの、ありがとうございます。私……」


あー、なんかもうダメ。


立ってられない。



膝から崩れ落ちる私…………



痛くない。暖かい腕に抱き止められて、そのまま意識を手放した。