深夜。

誰かが私の身体をまさぐるので、目が覚めた。


頼くんだと、思って目を開けたら幹部の新一くんが、私の身体を触っていた。


「新一くん、いや‼」言うが早いか、タオルで口を縛り、泣いてる私の耳を甘噛みする新一くんに、身震いする。


隣の頼くんは、寝息を立てていて気づかない。


このまま、されちゃうの?


怖い怖い。


まさに恐怖しか、感じられなかった。